フォトアルバム
Powered by Six Apart
Member since 07/2008

歳時記

« 2016年6月 | メイン | 2016年8月 »

2016年7月

2016年7月31日 (日)

【1630】剱岳登山―早月尾根

剱岳 2,999m 富山県
日程 : 2016-07-28~07-30 天候 : 曇り時々晴れ メンバー : 浅井山の会11名(女4)
コース : 上市町馬場島(8:15)⇒(14:15)早月小屋[泊](3:20)⇒(7:30))剱岳頂上⇒(11:20)早月小屋[泊](6:10)⇒(10:00)馬場島

******************************************************************************************

以前、立山の別山から剱岳を眺め、羨望にも似た気持ちを抱いていたので、会で「剱岳登山」が計画され、飛びつくように申し込んでしまった。その後、私のような技術も体力もない者が申し込むなんて、身の程知らずだっただろうかと心配になった。それでももうこれが最後のチャンスだからと、場合によっては山小屋で留守番する覚悟で出かけた。

朝4時集合。2台に分乗して北陸縦貫道で富山に入る。早月川を遡り、馬場島野営場(760m)に到着。(7:55) 曇っていて、劒方面は全く見えない。準備体操のあと、キャンプ場の横を200mほど登った左に『劒岳 ◀早月尾根を経て』の石碑。そこを入ると、「剱岳登山道入口」の案内板。(8:15)

初っ端から、階段状の長~い急登。たちまち高度があがる。

Dscn5796

階段が終わって、緩やかな道になると松尾平。(880~1050m) ここで最初の休憩。(9:00)

Dscn5799

松尾平が終わると、再び急登。木の根で階段状になった所を、時には這うようにして登る。

Dscn5816

途中に現れた杉の大木の、風雪に耐えて生き続けている姿には、ひどく惹かれた。

Dscn6016

標高200m毎に標識がある。100mを15分のペースで登り、およそ300m毎に休憩を取った。1400mぐらいまでに、パーティは先行と後行に分かれてしまった。先頭のリーダーと女性4人が先行組。

1700mで、ダケカンバが現れ、植生が変わってきたなと感じる。

Dscn5820

急登手前(1750m)で昼食休憩。(11:30~12:00)

次は、土嚢の階段。滑る心配がないので、下りではありがたかった。

Dscn5824_3

行けども行けども、急登、急登。とりあえずの目標は、1920mの三角点。そこまで行けば、あとは100mずつ刻んで行っても、2回の休憩でたどり着ける計算。その三角点到着。(12:27) この三角点は、土地理院の三角点とは異なるものだった。

Dscn5830

池塘があった。(2500m付近)

Dscn5843

ついに早月小屋手前の、2224mのピーク着いた。(14:05) ガスの中に早月小屋が見えた。

Dscn5852

小屋を目前にして、しばしの休息。もどかしい。

少し下って、早月小屋到着。(2220m)(14:15)

Dscn5854

時々雲が流れ、小窓方面がちらっと見えたりする。
夕方になって、雨。
しかし夜目を覚ますと、星が見えた。細い月の明かりが、とても明るく感じられた。

 night    night    night    night    night

二日目
前日、下山する人から「8時過ぎるとガスが出てきた」と聞いていたので、4時に出発することになった。昼食用の弁当(助六寿司・・・おいしかった)を朝食代わりとして、腹に収める者、リュックに入れる者とそれぞれ。(早い人は3時には出発していた。)

ヘッドランプをつけ出発。樹林帯は、ナナカマド、ハイマツに変わる。うっすらと明るくなり、雲が朱く染まりはじめると、ヘッドランプを切る。

Dscn5873

足元の雲海と山影。

Dscn5875

劒の方向から日出。

Dscn5884

岩場が多くなり、カメラを構えるのを控える、展望台のある2600m地点で、休憩

Dscn5886

展望台から大日岳の雄姿と、はるかに薬師岳が見える。昨日は、全く展望がなかったので、うれしさ倍増。

Dscn5908

2600mのすぐ先で、雪渓の名残。短い区間だが迂回する。

Dscn5890

朝日に露を光らせて、ここそこにお花畑。名前が出てこない花もいっぱい。

2800m地点。

Dscn5909

もう頂上の人影が確認できる。

Dscn5917

慎重に鎖場を通過し、最後の登りを控えて、小休憩。(6:50)

Dscn5920

空に向かって。

Dscn5929

社の屋根が見え、石垣が見え、ついに到着。(7:30)

三角点は「三等」。高く険しい山だからって、一等とは限らないんだな。下山したら「点の記」を読もう。

Dscn5934

既に下山の人もいて、頂上は大賑わい。社の前で写真を撮ろうと、順番待ちの長い列ができている。私たちも集合写真を撮って、それぞれ休憩。そうしているうちにガスが這い上がってきて、たちまち周りの景色が見えなくなる。前日聞いていた通りだ。4時に山小屋を出てぎりぎり間に合ったというところだ。

下山開始。(8:10) 下りは登りより緊張する。

Dscn5946

鎖場を無事通過して、2800m地点で休憩。(9:05) 花を楽しみつつ岩場を越えていく。

Dscn5988

ガスの中、早月小屋到着。(11:20)

Dscn5993

山小屋の人に、朝食を昼食の時間に取らせてほしいとお願いしたところ、承知してもらえた。味噌汁に佃煮の献立とばかり思っていたら、中華丼、スープ付。うれしいびっくり。登頂をはやした喜びで、ますますおいしい。あとは部屋で惰眠をむさぼった。呑兵衛メンバーは、昼から酒盛りの様子。

  cloud   cloud   cloud    cloud   night   rain

三日目、下山の日。
夜雨は降らなかった。「雨水で洗濯」は「捕らぬ狸の・・・」で終わってしまった。その代り出発前になったら雨。大降りではなかったが、雨具を付け出発。(6:15)

下りはじめて間もなく、登ってくる人たちと次々すれ違う。ネットで下調べしたとき、日帰り登山ばかり目についたが、最初に出会った人たちは、身軽な装備の日帰り登山の人たちだった。馬場島を3時ごろ出発している様子。次いで大きなザックのテント泊の人たち。ここまでは若い人が多い。その後、まとまって登ってくるのは、関西、関東方面から夜行バスで着いた人たちのようだった。私たちのように、3日もかけている人には出会わなかった。

下りで一番の難儀は、「虫」だった。歩いていても、顔の前を飛び回る。休憩時はここぞと襲ってくる。虫よけスプレーはほとんど聞き目なし。松尾平までくらい悩まされた。

最初の急登を上から見下ろすと、延々と階段が見え、ビル何階分だろうかと考えてしまう。やがて、瀬音が聞こえはじめ、だんだん大きくなって、ついに登山口に着いた。

Dscn6019

故障者もなく下山できた。wink 素晴らしい山行だった。リーダーはじめ仲間たちに感謝、感謝。

2016年7月 9日 (土)

【1629】蛍袋(ホタルブクロ)

山道に、白いホタルブクロが咲いている。

ふんわりふくらんだ白い花を見ると、ちょっと跪いて中を覗きこんでみたくなる。
生物学的の考えれば、オシベやメシベがあるのだけれど、そのふくらみは、何かもっと違うものもあるような気がしてしまう。

何が入っているのだろうか。
もしかしたらそれはなくした夢のかけらかもしれない。

そうだ、このホタルブクロを手に、なくした夢を探しに行けば見つかるかもしれない。

いつのまにか「梨木果歩」の世界へはいりこんでしまっている。
・・・・・白昼ものように。

  夢の先さがしにいかうか蛍袋  あおめ

2016年7月 3日 (日)

【1628】青葉山登山

青葉山 693m (標高差590m) 福井県高浜町
日程 : 2016.07.02 天候 : 晴れ メンバー : 浅井山の会24名
コース : 中山寺(9:30)⇒ 青葉山東峰(11:10)⇒青葉山西峰(12:00)⇒松尾寺(13:40)

************************************************************************************

小浜あたりから見る青葉山の、すっきりとした二等辺三角形の美しさに、いつかは登ってみたいと憧れていた。
梅雨の晴れ間が昨日、今日と続いて、この時期では最高の天候。3台の車に分乗して、琵琶湖を半周、小浜市から高浜町へ、303号線27号線を走る。

中山寺を少し上がったところの、ハーバルビレッジの駐車場に入る。

Dscn5714
Dscn5716

車一台を下山口の松尾寺の移動させ、出発。

Dscn5717

5分ほどで、右手に登山口。

Dscn5719

ほどほどの坂道。緩やかな階段も設置されている。よく踏まれた道で、歩き易い。ほとんど木陰なので、案外涼しい。冷房のスィッチが入ったかのような涼しさを覚えるのは、風が通り過ぎる時。

Dscn5721

途中1回の小休止を経て、展望台に到着。(10:25)

Dscn5722

砂浜を抱えた海岸線。並行に海にある人工物は、遊泳区域を示すブイなのだろうか。

Dscn5727
   砂浜のゆるきカーブや遊泳ブイ   あおめ
   砂浜に人まだ見えず半夏生

展望台の横には、オカトラノオが清楚に咲いている。

Dscn5725

景色はいいが、日陰がなく暑いので、休憩は短めにして出発。

広場に社が一つの、青葉神社前宮を通過。(10:35)

馬の背というらしい岩場があった。岩の上には、下の集落を見下ろすようにイブキジャコウソウが咲いていた。

Dscn5731

間もなく広い参道となり、階段を昇ると青菜神社。(11:12

Dscn5733

ここが青葉山東峰山頂。厳密にいえば、社の後ろの高みが最高点。

社の後ろから一度下って、西峰を目指す。ところが、思いがけず急な下り。

と思ううちに、なんとすごい岩場が現れた。まず、金属製の梯子で岩を登り、ロープを握って移動。

Dscn5741

Dscn5746

Dscn5751

大岩の割れ目をくぐって、岩場の終了。スリルを楽しむ区間だった。

Dscn5757

地元の小中学生が、保護に努めているオオキンレイカの前を通り、大岩を巻くように進むと、松尾寺奥ノ院の前に到着。

Dscn5760後ろの岩山は、メンバー全員が登れば超満員。

Dscn5765

Dscn5769

ここで昼食休憩。(~12:50) 日差しは強いが、風が心地よい。

  風涼し橅のの木陰にいこいけり  あおめ

青葉神社を出発して、間もなく平坦な道になる。もう里が近いのかと思ったが残念。
社跡の古い石段の前を過ぎ、延々と歩く。石がごろごろしていたり、滑りそうなしめり、風はなく汗がに噴き出る。

青葉山山頂まで1.8Kの指標が現れる頃、道幅が広がる。舗装と小路の分岐では舗装路を採る。駐車場へ続く道だから。ちなみに藪の中の小路をたどると、松尾寺境内の登山口に達する。

Dscn5782

駐車場に到着。(13:40) 

車を取ってきてもらう間、松尾寺(まつのおでら)に参拝。立派な伽藍を供えた古刹だった。

Dscn5780

  善女にも美女にもなれず半化粧  あおめ

最後に、この山が花に恵まれた山だったことを付け加えておきたい。

イワガラミ、ツルアジサイ、ヤマアジサイ、カワラナデシコ、フウロソウ、ハエドクソウなど、だたくさんの花を楽しめた。寺の境内ではハンゲショウが咲いていた。おりしも半夏生。